大塚国際美術館に行ってきました(その1)

2017年12月30日、31日の二日間にわたって、四国は徳島県にある大塚国際美術館に行ってきました。当初は帰省先の愛媛県伊予市から日帰りで行こうという計画でしたが、四国の交通事情を考えると、ゆっくり見ている時間がないのではということで、

30日 羽田空港ー徳島阿波踊り空港ー大塚国際美術館ー(一泊)
31日 大塚国際美術館ー鳴門駅ー松山駅ー伊予市駅

という感じの日程となりました。

ホームページには、『1000余点の作品が地下3階から地上2階まで約4kmに渡って展示されています』と記載されていますが、さすがに2日あれば余裕で見て回れるだろうと、計画した時点では思ってました。結論から言うと、3日は必要だなとw。「テーマ展示」と「現代」はほぼ駆け足で見ることになり、まるで高校の世界史の授業のような状態に。

大塚国際美術館

世界中の名画や古代壁画を「陶板」という陶器の大きな板に原画と同じ大きさ、同じ色彩で再現した「陶板名画」を展示している美術館です。つまり、館内のほぼすべての作品が複製画です。ただ、陶板を用いた複製画というだけあって、本物であれば、数メートル離れたところからしか見ることが出来ない作品をペタペタと触ることが出来る距離まで近づいて、じっくりと見ることが出来ます。

ここがすごい その1:圧巻の環境展示

礼拝堂や古代遺跡が、そのまんま再現されているので、まるで現地を訪れたかのような臨場感を味わうことが出来ます。

ここがすごい その2:西洋絵画の歴史が学べる

作品は、主に、古代、中世、ルネサンス、バロック、近代、現代というカテゴリーで分けられており、順路に沿って鑑賞することで、西洋絵画の変遷を知ることが出来ます。まじめに美術史などを勉強してこなかったので、宗教画を描ける画家、人物画を描ける画家、静物画を描ける画家と画家のランク分けがされていたことを初めて知りました。

ここがすごい その3:有名画家の作品をまとめて鑑賞

有名画家の作品は、多くの場合、一つ一つの作品は、世界中の美術館に収蔵されているため、いろいろな作品を鑑賞するために、世界中のいくつかの美術館を訪れる必要がありますが、ここでは、一か所でまとめて見ることが出来ます。

ここがすごい その4:失われた作品を展示

修復や焼失など、すでに見ることが出来ない作品も、ここでは鑑賞することが出来ます。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 最後の晩餐(修復前)

このように見どことたくさんの美術館。ゆっくりと時間を取っていきたいところですが、なかなかそうもいかないよーという方には、ガイドと一緒にポイントとなる作品をめぐる館内ツアー(60分コース、120分コース)や、イベントツアーなどに参加するのもお薦めです。

自分が行ったときには、「怖い絵ツアー」とアートツアー「おいしい名画」が開催されていたので、1日目に「怖い絵ツアー+人気作品ベスト10ツアー」、2日目に「館内ツアー120分+おいしい名画」という感じで参加しました。

館内には、レストラン1店舗とカフェが2店舗ありますので、館内だけで1日楽しむことが出来ます。

お土産物もいろいろ揃ってますが、個人的に気に入ったのがミニ陶板絵画(1枚2500円)。額縁付きもありますが、ダイソーのゴムの木イーゼル(150円)を使うと、机の一角がちょっとゴージャスな雰囲気になります。

近くには渦潮で有名な大鳴門橋もあります。自分はちょっと体調崩して見に行きませんでしたが、嫁は朝一で見に行って、そのまま9:40からの館内ツアーに参加してました。

そんなわけで、その2に続くかもしれない。


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