ナコルル服同様、リムルルの服装にもいろいろありますが、今回は、最もリムルルらしいと個人的に思っているアスラ斬魔伝の羅刹服を作ってみます。もしかしら、「アスラ斬魔伝」を知らない人がいるかもしれませんが、ハイパーネオジオ64という「いろんな意味で」すごいネオジオの作品です。(基板と侍2作品のソフト持ってますけどねw)
ナコルル服を作った記事はこちら。
手甲の制作
今回は、手甲から制作します。なぜかというと、試作中、手甲があるほうが、服全体のバランスが見やすいかなという理由からです。ナコルルの手甲同様、リアラボード(ライオンボード)の1.5㎜を使用しています。ナコルルの手甲と違い、単なる円錐形なので、扇形の型紙から、ちょこちょこっと。
服の制作
羅刹リムルル服の構造は、丈の短い着物と、キュロットスカート…ではなく、袴を短くしたものです。型紙には、キュロットスカートと書いてますが。
実は、公式絵でも、袖の模様が2種類(模様の外側に、服の青地が見えないものと、見えるもの)あるのですが、今回は、青地が見えるほうで作ります。上の型紙を使って、シーチングで仮縫いしたものがこちら。このまま、操服が作れそうだ。
※ただ、この差はもしかしたら、「侍魂64」と「アスラ斬魔伝」の違いかもしれません。
服は模様が面倒なので、先にキュロットスカートを作ります。すこし、硬さが欲しかったので、アムンゼンに薄手の接着芯をつけて制作してます。こうすれば、折り目の付きにくいアムンゼンでも折り目が付きやすく、表面はアムンゼンの質感を生かすことが出来ます。
実は、初めて作ったときは、持ち出しとか見返しを付けずに作ったんですが、なるほど、なぜ、これが必要なのかよく分かるものが出来上がりましたw
さて、面倒な模様の再現ですが、こちらの記事でも触れたとおり、ブラザーのスキャンカットを使用しました。
スキャンカットを使用すると、模様がアイロンプリントとして出力されるので、とても便利。不器用な自分でも、とっても簡単にリムルル服の模様が再現できます。
襟、袖、裾の模様、すべてスキャンカットで出力して、アイロンで圧着しています。
マタンプシの制作
さて、リムルルといえば、ナコルルの大きなリボンに対して、頭に巻き付ける形のマタンプシに似たものがトレードマークと言えます。正直、一本の鉢巻きで、あの両サイドを結ぶ形をどうやって作ればいいのかと悩んだのですが、wikipediaに重要な一文が。
『アイヌのマタンプシ(アイヌ模様の入った鉢巻)に近いもので、二本の鉢巻をおでこと後頭部に巻きつけ、頭の両サイドで2本の鉢巻を結んでいる。』(リムルル)
なるほど、2本作って結べばいいのか、ということで試作。
適当に2本の布を頭の両サイドで縛ってみましたが、まあまあイメージ通りに。布の幅や長さを調整して、模様を服と同様にスキャンカットで出力して、こんな感じに。
ちょっと長さが足りなかったので、再度作り直しましたが、おおむね上のような感じになりました。
靴と靴下の制作
これで、ほぼほぼ完成と行きたいところですが、リムルル服にはまだ模様がついてる部分があります。そう、靴下(?)です。それも、比較的面倒くさそうな模様になっていますw
すでにナコルル靴を制作済みなので、リムルル靴のほうは、ベロの部分のデザインに違いがあるくらいなので、比較的容易に型紙を作成できました。靴下の模様は、スキャンカット出力です。
赤い紐をつければ、この通り。ちなみに、靴下と言ってはいますが、ほぼ袋状のものになっています。靴を履いてしまえば、細かいところは見えないので。
という感じで、羅刹リムルル服の完成。
先に作ったナコルル服と合わせると、うーむ、素晴らしいねw
さて、次はどの服を作ろうかな。
修羅リムか、紫ナコあたりかな…
リムルル可愛い❤今度はブルマーかスク水でお願いしまーす❤